ヨーロッパ企画2007年春公演 〜バック・トゥ・2000シリーズ〜
『苦悩のピラミッダー』
『冬のユリゲラー』


撮影:成田直茂

今回は「再演」をやってみようと思いました。 〜 ヨーロッパ企画 上田誠 〜

 スケールアップとか
2007年バージョンとかZとかそういうことではなく、パッキリと「再演」を、です。7年前のかわいらしい作品たちを、7年前のかわいらしさのまま、今の世に再びクリンとお目にかけよう、という企画意図です。
 これはかなり至難のワザだろうなあ、とは薄々思っていて、やっぱりどうしても7年前ほどかわいくはなくなってますからね、我々。キーワードはトキメキだと考えます。トキメキに満ちた稽古場にすべく、日々取り組み中です。
 妙にキャピっとしたあいさつ文となりましたが気は確かです。ただヘボいのはやっぱりイヤなので、当時の台本を読み直してヘボい箇所は俄然書き直し中です。

 そんなこんなで、かわいくも面白い3作になりそうなので、是非是非観にいらしてください。


ヨーロッパ企画第22回公演『苦悩のピラミッダー』    公演概要⇒
 紀元前2200年、エジプト。憂国の王の提案により、今さらピラミッドを作る破目になった大臣たちの悪戦苦闘を描いた、王朝バックステージコメディ。2000年の5月に、ヨーロッパ企画がはじめて学内サークル「同志社小劇場」をはなれ、手近な京都大学・吉田寮食堂で上演した公演であり、現メンバーの中川晴樹や今回「冬のユリゲラー」出演の岡嶋秀昭さんらが、当時は日替わりゲストとして出演していた。コメディでありながら歴史の豆知識も分かる「古代文明シリーズ」の第1弾として製作され、「ギリシアの風」「中国人は自転車に乗って」などの続編も計画されていたが、いまだ実現には及んでいない。

ヨーロッパ企画第23回公演『冬のユリゲラー』     公演概要⇒
 
 クリスマスイブ、街はずれの喫茶店。超能力者の秘密の集いが、知らず知らず多くの部外者を巻き込んでいき……。2000年の12月に、同志社大学の小ホールで上演された、一幕もののシチュエーションコメディ。
 実はその
1年前に「あの娘にサイコキネシス」というタイトルで上演が予定されていたが、作家の上田が筆につまり、1年間上演を先送りにしてようやく完成にこぎつけたという、いわくつきの作品。難産のかいあって、2002年にはガーディアンガーデン演劇フェスティバルにて再演、また2005年にはフジテレビ「劇団演技者。」でも放送されるなど、初期の代表作となった。

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