|
||||||||||||||||||||||||||||
「生誕120年富本憲吉展」
本展は、世田谷にゆかりの深い、「色絵磁器」で第1回の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された近代陶芸の巨匠・富本憲吉の全容を、生誕120年を記念し、これまでにない規模で紹介します。 新しい歳を祝賀し、会期初めには、獅子舞や寧の演奏など晴れやかな企画もご用意しております。 また、同時期、美術館の収蔵作品から師岡宏次、熊谷守一、山口薫らの作品を紹介する収蔵品展「田園交響楽」も開催いたします。 1963年に他界するまでの約50年にわたる多彩な作陶活動は、「模様から模様をつくる可からず」という信念のもと、オリジナルな形と模様をひたすらに追求し、用と美の結合という工芸のあり方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもあります。 本展は、富本憲吉の生誕120年を記念し、大和時代、東京時代前期の楽焼・土焼・染付・白磁から、東京時代後期、京都時代の色絵・金銀彩まで、全時代の代表作をそろえるとともに、留学先のロンドンでのスケッチや絵手紙、自刻自摺の木版画や装頓本といった多彩な資料など約250点で富本憲吉の全容に迫ります。
|