長谷川町子美術館ガイド

 長谷川町子美術館は、「サザエさん」の作家として有名な漫画家長谷川町子(1920−1992)が、姉の毬子と共に蒐集してきた美術品の公開を目的に、昭和60年11月3日に「長谷川美術館」として世田谷区桜新町に開館しました。
 そして平成4年、初代館長であった長谷川町子の没後、館名を「長谷川町子美術館」と改めました。

 当館は、田園都市線桜新町駅から徒歩7分ほどの所にあります。駅前から当館までの「サザエさん通り」と呼ぱれる商店街に続く桜並木は、この地名にふさわしく、春には満開の桜を楽しむことができます。長谷川町子は、第二次世界大戦まもなくから晩年までこの桜新町に暮らし、その漫画のほとんどはこの地から生まれました。

 建物は総面積484・40u、建築面積227・91u、延床面積479・44uの鉄筋コンクリートの地上2階建てで、屋根や壁面の角がそれぞれ鋭角に突出した外観は折り紙細工を思わせる遣りとなっております。また、「外観には煉瓦を使いたい。」という長谷川町子たっての希望から、赤茶色の荒く削った煉瓦を凹凸に積み上げた、シックでありながらもどこか温かみのある外壁が出来上がりました。館内の1階から2階にかけての中心部は吹き抜けになっており、天井部のスリットからはやわらかな自然光が入るようになっております。

 1・2階の展示スペースでは、約350点収蔵しております日本画・洋画・彫塑・工芸品などの展示を、年4〜5回に分けて行っております。
 主な収蔵作家は、ルノアール、シャガール、横山大観、岸田劉生、加山又造等です。
 2階奥の「町子コーナー」と呼んでいる小さなスペースでは、漫画原画10,000点(サザエさん、いじわるばあさん、エプロンおぱさん等)の中から季節やテーマに合わせた原画の展示、長谷川町子の愛用品、写真資料、執筆の傍ら創作した陶人形や水彩画・日本画等の展示の他、アニメサザエさんのビデオ上映や磯野家の大型模型の展示などを行っております。

 また、売店では、当館でしか入手できないサザエさんグッズなどを販売しております。

 皆様のご来館を心よりお待ちしております。

■入館料 一般600円/大高生500円/中小生400円(20名様以上の団体・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその介添いの方各100円引き)

■住所=東京都世田谷区桜新町1−30−6

■開館時間=
 午前10時〜午後5時30 分(入館締切午後5時)

■休館日=月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・展示替期間・年末年始

■交 通=田園都市線「桜新町駅」下車、西口よりサザエさん通り徒歩7分

■駐車場=ありません

■問い合せ=財団法人長谷川町子美術館
  TEL.03−3701−8766
  FAX.03−3701−3995













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