「鉄道と美術の150年

 鉄道がもたらした圧倒的な社会変革、その一方で郷愁や旅情  
 
             ▲入場券(表面)         ▲挿絵:歌川広重(三代)《東京汐留鉄道御開業祭礼図》(部分)1872年、鉄道博物館

 
鉄道がもたらした圧倒的な社会変革。その一方で郷愁や旅情を味わう。

錦絵に始まる鉄道美術の名作150点を通して鉄道と美術の関係に迫る。


鉄道と開業50周年を祝う「東京汐留鉄道御開業祭礼図」1872年歌川広重制作

 1921年のことである。この年鉄道開業50周年を記念する祝典式が東京駅前で開催され、大正天皇の名代として出席した皇太子裕仁親王は(後の昭和天皇)に、新橋駅と横浜駅開業式への明治天皇行幸を描いた油彩画各一面が献上された。現在この2点は御物となっている。

風刺絵、「下等の乗合『団団珍聞』より」1883年小林清親

リアル、油絵「夜汽車」1901年赤松麟作

現実的化、「東海道鉄道 線路双六」1890年小林幾英
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  府中市美術館、「瀧の川村字田端」を出品

「瀧の川村字田端」1893年鹿子木孟郎
山手線走る田端の景色左に、ポツンと一軒家が。

発見された高輪築堤
「高輪牛町朧月景」1879年小林清親

 新橋、横浜間のうち芝杉から高輪八ッ山下までのあいだは、兵部省が国防上の理由から土地の供出を拒んだため、海上に堤を築いて線路を敷いた。これが高輪築堤である。
※取り壊されたと考えられてきたが2019年4月、品川駅改良工事の際に石垣の一部が発見され、翌年には南北に長い築堤跡が確認された。

「組み立てライン上の電車」1961年W.ユージン・スミス

東京都写真美術館は、所蔵しているアメリカの写真家W.ユージン・スミスが1961年に鉄道車両製作中の日立製作所水戸工場を訪れて撮影した「組み立てた電車」などの写真作品9点を出展。

■ほか
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                      @2022/11/19

会 期 2023年1月9日(月・祝)
 休園日 毎週月曜日(休日の場合翌日)
開館時間 10時00分~18時00分(入館16時30分まで)
会 場 東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内1-9-1 )
アクセス JR東京駅丸の内北口改札前
入館料 一般1400円 高校・大学生1200円 中学生以下無料
問合せ 〔TEL:03-3212-2485
















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