企画展「エプロンおばさん」
   
  作品「エプロンおばさん」は1957年1月6日から1965年7月25日まで、週刊誌『サンデー毎日』に連載された短編漫画です。

 自宅で下宿屋を営む“おばさん’こと‘敷金(しきかね)なし”を中心に、サラリーマンの夫、高校生の娘トクコ、下宿人として学生・クスノキ、探偵・鵜野目(うのめ)、浪人生。かしま、嫌味ばかり言う伊矢味らが集い、それぞれが個性を発揮しつつ和気あいあいと共同生活を送る様子が描かれています。


 この作品は8年半という、「サザエさん」に次いで長い期間連載された町子の代表作の一つであるにもかかわらず、実のところあまり知名度がありません。
 理由は、庶民の地味な日常が描かれた作品ゆえと想像されます。
 しかし、コロナ禍を経験し、何はなくても無事に笑い合えることが幸せだと実感している今の私たちにこそ、この作品の輝きや底力が読み取れるのではないでしょうか。

 本展では、「エプロンおばさん」の原形とも言える、町子のかつての下宿ものをはじめとして、「エプロンおばさん」の登場人物を紹介した上で、下宿ならではの物語や、1960年前後の出来事を彷彿とさせる物語等を原画でご覧いただきます。

 あわせて、本作連載中に町子が第8回文藝春秋漫画賞を受賞したことにも触れています。

 

会 期 2022年1月22日(土)~2022年4月10日(日)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)但し3月21日(月祝)開館、3月22日(火)休館
開館時間 午前10時~17時30分(入場は閉館の30分前まで)
会 場 長谷川町子記念館2階 企画展示室世田谷区田谷区桜新町1~30~6)
アクセス 田園都市線・桜新町(西ロ)下車、西口よりサザエさん通り徒歩7分
※当館には駐車場がありません。
入館料 一般900円、大高生500円、中小生400円、団体20名以上・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方とその介添えの方各100円割引
問合せ 長谷川町子記念館TEL.033701・8766 FAX.03・3701・3995

















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