長谷川町子



「THE北斎－冨嶽三十六景と幻の絵巻－」すみだ北斎美術館

　【写真上左】
　　　冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」
　【写真上右】　
　　冨嶽三十六景「凱風快晴」
　【写真右】
　　会場エントランス　（２０２１/０７/２４）

　_{【作品コメント一部】}

　冨嶽三十六景「御厩川岸より両国橋夕陽見」
　よく見ると橋上が細かくギザギザに見えますが、
　これは両国橋を通行する人々をあらわしています。
　なんとも細かい芸です

　冨嶽三十六景「尾州不二見原」
　桶職人の背後に崖と田畑の広がる情景を描いていますが本来見えるはずの近郊から木曽、信州にかけての山々は省略し森の先に富士山を配しています。

　冨嶽三十六景「相州箱根湖水」
　旅人どころか生物も一切描かれず静寂に包まれています。

　冨嶽三十六景「相州江ノ島」
　当時は本図のように砂州を渡って行きました。

　その筆力や発想力で知られる葛飾北斎作品を一堂に公開する展覧会「THE北斎－冨嶽三十六景と幻の絵巻－」展が北斎美術館で開催中。

　北斎代表作にして最高傑作、富士山の連作「冨嶽三十六景」や、長さ約７㍍の北斎肉筆の絵巻「隅田川両岸景色図巻」を中心に人気の高い北斎作品約１００点を紹介。
　また浮世絵版画を使用した「葛飾北斎『桜に鷹』ほか四面版木火鉢」を初公開。

　「隅田川両岸景色図巻」は当館開館記念展で約１００年ぶりの再発見として話題となった幻の絵巻。隅田川の水面には橋や船.岸辺の影がうつる様子が丁寧に描き入れられている。


会　期	～２０２１年９月２６日（日）
休園日	毎週月曜日　ただし、８月９日(月・振替休日)、９月２０日(月・祝)：開館　８月10日(火)、９月２１日(火) ：休館：
開館時間	９時３０分～１７時３０分（入館受付は１７時００分まで）
会　場	すみだ北斎美術館（墨田区亀沢２-７-２）
アクセス	JR総武線「両国駅」東口より徒歩９分、ほか
料　金	一般１２００円／高・大学生・６５歳以上９００円／中学生・障碍者４００円／小学生以下無料
問合せ	すみだ北斎美術館〔TEL：０３-６６５８-８９３６〕（9:30-17:30 休館日除く）