下北線路街reloadオープンⅡ

下北線路街に、街づくり更新型商業拠点「reload」開業 


 小田急線の複々線化、地下化に伴う線路跡開発地「下北線路街」東北沢駅側に2021年6月16日(水)、“店主の顔が見える「個店街」”とうたう商業空間「reload」が開業した。下北沢駅東口をでて数分、すでに賑わいを見せている「下北線路街 空き地」の向かい側、東北沢方面にある。

 世田谷代田方面にすでにオープンしているBONUSTRACKとコンセプトはほぼ同じだが、BONUSTRACKがウッディーでナチュラルな空間であるのに対し、より新宿に近いためか都会的な雰囲気。白を基調としたクリーンなイメージ。一店舗面積も比較的大きい。チェーン店誘致ではなく、「あの店主に会いにいく」「あの人のお店だから行く」といったモチベーションを持たせられるような店舗選定しているのが特徴だ。

 開業とともにお披露目された11店舗は個性豊かな顔ぶれで下北沢のまちらしい。
 “暮らしや生活の「日常の雰囲気」”と“多様な文化が融合する「非日常の雰囲気」”をあわせもつお店が入っている。

 「reload」開業背景の説明の中で、小田急電鉄株式会社・エリア事業創造部課長の橋本崇さんは、
 「下北沢界隈はまちの人たちが自分ゴトとしてまちづくりに向き合っており、まちをどうつくっていきたいか、という想いややりたいことが沢山あることがわかった」
と語った。
 その想いに触れて下北線路街プロジェクトは「支援する在り方」を大事に進めていくこととした。完成や開業をまちづくりのピークとするのではなく、8割できたところから余白を伸び代として残し、地元住民の方々の創生によって10割、11割とまちづくりを更新し続ける、という。

 「コロナ渦の中ですすめていたので、テナント選びは苦戦したものの、現時点で集まってきていただいてるテナントさんとまずは開業し、余白の部分として残りのテナントも選定、賑わいを創出していけたら」。

 開業後も「更新し続ける」、「reloadしていく」個店街の誕生となった。
http://www.mysoft21.co.jp/2106/simokita-senrogai2106.html
     【写真】 「reload」。 2021年6月14日時


















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