リニューアル・オープン記念展 Ⅱ日本美術の裏の裏」
 
   




  「裏」には、見えない部分だけでなく、奥深く、隠された内部という意味があります。目に見えていない(=裏)ところにこそ、魅力が隠れている(=裏)かもしれません。

■円山応挙の作品「青楓瀑布図」(写真上:チラシ、写真右:掛け軸の作品)。
 例えば「じっとみていると滝水が降り注いでいるようだ。水に浸かっている熊は気持ちよさそうだ」と全画鑑賞。
 「熊が口にくわえているのは人の写真?」:目に見えていないところ(=裏)。「熊はその人になにか思いがあるのだろうか?」:隠れている魅力(=裏)。

■写真右上:普通の鉄瓶と細工された鉄瓶が並べられ、細工作品は虫眼鏡が備えられ(右側)のぞいてみるといちだんと優れた絵柄が浮かぶ。
 
■写真左上:隅田川名所図巻江戸時代春の隅田川近郊に広がる名所を東側から俯瞰的に捉えた絵巻。
隅田川とともに生きる人々の生活が共感をこめて丁寧に描写されている。
絵巻下には次の詞がある。……
①大きな傘の下でお母さんが小さな子どもをあやしています。
②おかえり!亀のお散歩から帰ってきた子どもに、母親がほほえんでいます。
③愛している猫と店番中!
④鼻緒屋さんの店内で、坊主頭の男が猫を膝に抱えています。
⑤掛け心地はめがなやさんの店先で、武士がメガネを品定めしています。
⑥恋患い? 男がひとり、二階の窓辺から頬杖をついて外を眺めています。

サントリー美術館「日本美術の裏の裏」
会 期 2020年11月29日(日)
 休園日 火曜日   ※11月24日は18時まで開館
開館時間 10時~18時(金・土は10時~20時)
会 場 サントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階)
アクセス
都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結 ▼東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分 ▼ほか
料 金
一般 当日 ¥1500 前売 ¥1300  大学・高校生 当日 ¥1000 前売 ¥800  ※中学生以下無料
  ※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
問合せ サントリー美術館〔TEL:03-3479-8600

















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