府中に飛来する渡り鳥や里山から移住して来た鳥を追いながら、元来生息する鳥との関係を凸凹探偵コンビが解明する。

 段丘や浅間山の雑木林、多摩川中流域の河原など、特徴的環境が多い府中市は、都市化が進行する現在でも、東京のオアシス的意味合いを持っている。
 こうした環境下には昆虫をはじめとする豊富な動物が集まり、特に野鳥では、留鳥(一年中生息する種類)のみならず、渡り鳥の越冬地・繁殖地・中継地としての好条件を揃えているため、多くの種類が観察できる。冬季になると、多摩川に飛来するカモの仲間を筆頭に、数多くの渡り鳥(冬鳥)が飛来し、観察者の目を楽しませてくれる。

 本展では、植物や昆虫に乏しい冬場に遭遇する生き物として、野鳥は馴染み深いものと捉えられていることから、身近な市内の野鳥を紹介する。
 かつ、その背景にある生息、飛来の理由を考察しながら都市生態系の一端を伝える目的で展開を図るものである。市街地をはじめ、浅間山の雑木林、多摩川本流、及び河原における野鳥を剥製標本や写真で紹介しながら、解説を加えていく。
 また、従来の生態系に割り込んでいる都市移住型の鳥や外来種にも触れ、混雑状況を生む府中の野鳥事情も考察する。小中学生を対象とする楽しくわかりやすい展示構成で、探偵とその助手が市内の冬鳥に関する疑問に答えながら、ストーリーを進行させる内容である。


 
 
 
会 期 平成31年3月10日(日)
 休館日
開園時間 9時00分~17時00分00(入場は16:00まで)
会 場 府中市郷土の森博物館 本館1階 特別展示室(府中市南町6-32)
アクセス ▼ちゅうバス(府中市コミュニティバス):南町・四谷循環「南町二丁目」または「芝間稲荷神社」下車約6分。バス料金:1回100円(大人・小人とも) ・分倍河原駅方面からは、「南町二丁目」で下車。・中河原駅方面からは、「芝間稲荷神社」で下車。 
▼ほか
料 金
博物館入場料(大人300円 中学生以下150円 4歳以下無料)
問合せ 府中市郷土の森博物館〔TEL:042-368-7921

















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