「戦国の府中―小田原北条氏の時代



 いま、戦国時代が大流行りです。しかし、府中に城はない。伝えられた甲冑や刀剣もない。
 本展では、市内に残された古文書、モノ、出土品からこれまであまり語られることはなかった戦国の府中をさぐります。

 【開催趣旨】
 古代国府が置かれた伝統を持つ府中は、中世においても武蔵国の要地としての役割をになった。しかし、中世も後期に下り、戦国の世になると社会情勢は大きく変化する。小田原に本拠を置く戦国大名北条氏が、関東の覇者を目指して勢力を拡大していくのである。とうぜん、府中も小田原北条氏の版図に入った。古代国府の伝統を持つ政治都市としての役割は、この時点で終焉を迎えたといってよい。
 このように、小田原北条氏の時代は不遇の時であったが、府中を舞台とした人びとの営みは絶えたわけではない。市内に残された古文書やモノを通して、小田原北条氏が覇を唱えた戦国時代の府中を眺(なが)めてみたい。

 
会 期 2017年6月25日 (日)
 休館日 月曜日(年末年始、その他臨時休館日あり) 
開演時間 9時~17時(最終入館16時00分)
会 場 府中市郷土の森博物館 本館2階企画展示室(府中市南町6-32)
主な展示資料 ▼弘治3年(1557)北条氏康朱印状(府中市指定文化財)〈高安寺蔵・本館寄託〉
▼永禄8年(1565)北条氏照朱印状(府中市指定文化財)〈高安寺蔵・本館寄託〉
▼天正8年(1580)人見観音堂鰐口(府中市指定文化財)〈個人蔵・本館寄託〉
▼天正18年(1590)経久郷検地帳(府中市指定文化財)〈個人蔵・本館寄託〉
▼府中市内出土品〈府中市教育委員会蔵〉
計 22件
アクセス バス:京王線・南武線、分倍河原駅発 郷土の森総合体育館行「郷土の森正門前」下車/徒歩;京王線・南武線、分倍河原駅より20分
観覧料
博物館入場料で観覧できます(大人200円、中学生以下100円、4歳未満無料)
問合せ 府中市郷土の森博物館〔TEL:042-368-7921

















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