「小田急環境ルーム

  環境配慮への取り組みを紹介する「小田急環境ルーム」の3月24日開設に先立ち、3月21日内覧会が実施された。
 同ルームには世田谷代田駅やトンネル掘削のシールドマシン、地下トンネル区間の概要模型、叩き比べできる非防音車輪と防音防振車輪の比較、回生ブレーキの仕組みの解説模型などが展示されている。

    「小田急環境ルーム」開設にあたって
      
    小田急電鉄株式会社
           CSR広報部 土川成一郎 部長の挨拶
   3月21日

 私ども小田急電鉄は、小田急小田原線東北沢から和泉多摩川までの区間におきまして踏切を解消して街を一体化する、東京都による「連続立体交差事業」と、上り下りそれぞれ一本ずつの線路をそれぞれ2本ずつにすることによりラッシュ時間帯を中心といたしました列車の増発、また、急行などの列車と各駅停車が別々の線路を走ることによる所要時間の短縮などを実現する、当社が事業主体となって進めております「複々線化事業」、この二つの事業を長年にわたり進めてまいりました。

 現在は残る最後の世田谷代田から東北沢までの1・6kmの区間におきまして工事を進めております。来年の三月にいよいよ複々線化が完成する運びとなっております。

 
 申し込みで操作体験できる回生ブレーキ展示(電車の絵が描かれた模型)
 さて、当社では小田急電鉄のCSR活動の重点分野と致しまして、環境に配慮した取り組みの推進をあげております。
 こちらの工事におきましても、鉄道のトンネルと致しましては日本初となる地中熱ヒートポンプシステムを活用した空調システムの導入をはじめと致しまして、自然再生エネルギーの積極的な利用や、環境に配慮した最新の省エネ型の設備や機械を導入、といった様々な環境に配慮した取り組みの方を進めております。

 我々としてはこういった取り組み、また企業理念につきまして少しでも多くの方々にわかりやすくご紹介をさせていただこうということで、この世田谷代田駅舎の3月24日に完成に合わせまして、「小田急環境ルーム」を開設することにいたしました。

 こちらの小田急環境ルームでは、映像ソフトや模型、展示パネルといったものを使いまして、当駅をはじめとした環境に配慮した様々な設備の投入といった、当社が環境に配慮した取り組みにつきまして駅の営業時間中であればどなたでもご自由に見学していただけるという形になっております。 また、4月からは、より詳しい説明や、あるいは施設の見学などをご希望される方を対象にいたしまして、当社の係員によるガイドツアーも始めるというような計画でございます。

 ぜひこの環境ルームや、当駅におきます様々な環境に配慮した設備の導入といったものをご覧いただきまして、当社の鉄道事業や環境活動に対するご理解を深めていただきますことをお願いいたします。











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