「雪村 奇想の誕生」


 



 首の骨が折れるくらいに仰ぎ見る顔から、斜め上に向かってピンと伸びる長いヒゲ。
 足元を見れば、ギョロッとした目つきの龍。「呂洞賓図(りょどうひんず)(右)に描かれる場面は、何から何まで、ありえません。

 この作品を描いたのは、戦国時代の画僧、雪村周継(せっそんしゅうけい)です。
 画業に専心した雪村は、故郷である茨城や福島、神奈川など東国各地を活躍の場とし、革新的で人間味あふれる温かな水墨画を描き続けたようです。
 江戸時代の尾形光琳らを魅了し、狩野芳崖ら近代の画家たちへと受容されたのでした。

 この展覧会は、雪村の主要作品約100件と関連作品約30件で構成される最大規模の回顧展です。
 特に雪村の「奇想」はどのようにして生まれたのか、その全貌に迫ります。
会 期 2017年3月28日 (火) ~5月21日 (日)
 休館日 月曜日月曜日(ただし、5月1日は開館) ※会期中、作品の展示替えがあります。
開演時間 10~17時(最終入館16時30分まで)
会 場 東京藝術大学美術館 本館 展示室1、2、3、4 (台東区上野公園12-8)
アクセス JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
観覧料
一般1600円(1400円)、大学1200円(1000円)、高校生900円(700円)
 中学生以下は無料
* ( )は前売券及び20名以上の団体料金 * 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料 * 障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
問合せ 東京藝術大学大学美術館 TEL.050-5525-2200(代表)

















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