「シェアインターナショナルフェア」

 
 6月25日新宿文化センターで開かれた「シェアインターナショナルフェア」の展示会を見学し、国際月刊誌「シェア・インターナショナル」の英国人編集長、ベンジャミン・クレーム氏(写真)の諸々を知ることができた。
 会場にはクレーム氏の伝えている内容のパネルなどやフリー閲覧の著作物が展示され、過去の講演の上映会、伝導瞑想ワークショップも行われていた。

 世界中の人々が求めるものは百人百様、クレーム氏があらゆる人々の共感を得るための、いろいろな唱えが羅列していた。
 唱えの原点は「食物の供給」「住宅や宿」「健康管理と教育」で、「人々は分かち合う事で飢餓や戦争や環境問題などから救われる」と予言、至ってシンプルな架空の理想論である。

 かなえるものとしては3点あり、第一は世界誕生来の大自然、第二はマイトレーヤ、第三に上位次元の何らか。
 この中「大自然」は動かしがたい現実、マイトレーヤは“人それぞの心の中にあるもの”、宗教をもつ人であればその尊師、色々な分野に属しておればその最も優れた人物、いずれも現世の次元にある。
 第三の上位次元の何らかとはUFOとか宇宙人、光ものなど人類が確認できない4次元以上の何らかである。光の出現や、UFOの出現、至る所で起こっている怪奇現象や不思議な話などの他、展示物にはミステリーサークルの写真や、不思議な形や色をした星の観測写真もあった。
 
 つまりはベンジャミン氏は諸々を結論づけせず人それぞれの異なる現状(生い立ちや環境)で解せる、感じとれる、思い込める、判断できるよう、現象その他を提供し唱えているのである。人々は受け止め方に自由がある。
 「世界に起こる飢餓、戦争、環境問題、政治的不安、地球全体の様々な問題は、古い文明と新しい文明の誕生による狭間によるものからくる苦悩や葛藤である」
 「キリスト教はキリストの、仏教徒は弥勒菩薩の、ユダヤ教徒はメシアの、イスラム教徒はマーディの、ヒンズー教徒はクリシュナの再来・降臨を待ち望んでおり、全ての宗教が望むその個人名のことを“マイトレーヤ”と呼ぶ」
 「世界教師マイトレーヤは経済的、政治的、社会的不均衡を主に関心事とし、不均衡を解決するために公に出現する」
 「惑星のエネルギーの影響を受けて、古い文明から新しい文明へと移り変わろうとしている」
 「伝導瞑想というものは霊的な成長を促し、地球という惑星に大きな影響を与え大きな奉仕になる」
…等々である。

 ベンジャミン氏には「分け与えよ」などという強制はなく、予言を広めることで「分け与える世界になるから未来は明るい」と見込んでいるようだ。
 









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