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「モダンな休日 1920年代の写真」
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ハロルド・カズノー(ラッズル・ダッズル)1908年 |
大田黒元雄《大ろじ》1921年 |
約90年前の大正時代、カメラはハイカラな高級品でした 。これまで営業写真館でなければ備えたり使ったりできなかりたカメラが、ようやく個人の生活のなかで使われ始めた時代です。カメラを手にした人たちは、使い方を手さぐりで学びながら、写す楽しみ、写真を見るよろこびを開拓していきます。そのなかに写真に熱中し「芸術」を真剣にめざした人たちが出現したのです。彼らは東京でグループ「写真芸術社」を結成(1921〜24年)して、モダンで新鮮な写真の「芸術」を展示、機関誌も発行するなど活動し、大きな反響を呼び起こしました。
渋谷松涛美術館では、公立美術館で初めて彼らの仕事を紹介し、散逸しかけていた貴重な当時の写真プリントを多数所蔵Lています。
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