江戸時代、文京区域には多くの武家屋敷がありました。
 現在でも、東京大学や小石川後楽園など、一郎の武家家敷跡が残されており、往時の様子を伝えています。その一方、震災や戦災、都市開発などの影響を受け、ほとんどの武家屋敷がその姿を留めていません。
 区内西片地区は、江戸時代には福山藩主阿部家の丸山屋敷がありました。阿部家は、幕末の名宰相・阿部正弘を輩出した譜代大名家で、維新後は伯爵家となり、丸山屋敷を本邸として、屋敷地の開発を行いました。
 西片では、地番をイロハに分け、瓦屋根を奨励するなど、特徴あるまらづくりが行われました。また、住人に博士や先生が多かったこともあり、“学者町”とも称されました。
 平成23年度収蔵品展では、阿部家から寄贈を受けた資料を中心に、西片地区の開発と、そこでの生活について展示します。

「伯爵家のまちづくり ―学者町・西片の誕生―
会 期 平成24年2月11日(土)〜3月18日(日)
休館日 毎週月曜日。2月13日・20日・27日、3月5日・12日 
 開館時間 10時〜17時
会 場 文京ふるさと歴史館(文京区本郷4-9-29)
展示予定資料 ・『参政日記 抄』(弘化3年) ・『殖産日記』(明治19年、同21年) ・『本郷区駒込西片町拾番地地図』(明治20年頃) 
・『御新築仕様帳』(明治22年頃) ・『伽羅橋設計図』(武田五一、年代不明) ・『学者町 学生町』(出口競、大正6年) ほか
展示解説 2月22日(水)、3月4日(日)14:00〜(申込不要、直接会場へ)
 入館料 一般100円・団体(20人以上)70円。中学生以下・65歳以上は無料
アクセス 丸の内線・大江戸線「本郷三丁目」(@/B山口より徒歩5分/都営バス都02/上69「真砂坂止」より徒歩1分
問合せ TEL.03-3818-7221
http://www.city.bunkyo.lg.jp/rekishikan/

















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