140年前の江戸城を撮った男横山松三郎

     
 横山松三郎(天保9年/1838〜明治17年/1884)は、幕末から明治という日本の転換期にあって、写真や石版、油彩など、西洋から伝来した当時最先端の様々な知識や技術を独自に研究、習得し、多様な芸術表現を試みた、たぐい希な人物です。
干島列島の択捉島で生まれた横山は、幕末期に写真術に興味を持ち、努カの末に習得。上野池之端で写真館「通天楼」を開き、荒廃した旧江戸城や危機に瀕した古器旧物など、歴史に残る数多くの写真を撮影しました。また、写真と油絵を融合させた独自の技法である「写真油絵」を考案するなど、数々の実験的な表現にも挑戦しています。
 今年は横山松三郎が旧江戸城を撮影した明治4年(1871)から140年目にあたります。
 本展では当時の先端的マルチ・メディア・アーティストであった横山の多彩な作品を通して、激動の時代をひもといてみたいと思います。 
140年前の江戸城を撮った男横山松三郎
開催期間 1月18日(火)〜3月6日(日) 
休館日 月曜日
開館時間 9時30分〜17時30分(土曜日は19時30分まで、入館は閉館の30分前まで) 
会 場 江戸束京博物館常設展示室5階、第2企画展示室(墨田区横網1-4-1)
観覧料 一般600円(480円)/大学・専門学校生480円(380円)/中学生(都外)・高校生・65歳以上300円(240円)/中学生(都内)・小学生以下無料
*( )内は20人以上の団体料金。いずれも消費税込み。
*次の場合は常設展観覧料が無料です。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)
*毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるもの持参下さい。
*毎月第土曜日・日曜日(家族ふれあいの日)に観覧の18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。
*特別展の会期中は、特別展・常設展共通観覧券があります。
 問合せ TEL.03-3626-9974(代表)

















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