「城山三郎−昭和の旅人−展」

 
 1962年3月、妻・容子と茅ヶ崎海岸で。

 城山三郎(1927〜2007)は、「落日燃ゆ」「男子の本懐」などの作品で気骨ある日本人の姿を鮮やかに現代に甦らせました。城山作品の原点には、17歳で志願入隊した軍隊での悲惨な体験があります。戦争末期の軍隊の狂気をまのあたりにし、以来、〈人の幸福や志が組織の大義によってそこなわれてはならない〉という強い思いのもと、組織のありかたやリーダーの資質を生涯問い続けました。
 城山が世を去ってから3年の歳月が過ぎ去ろうとしています。今その作家生活を振り返ると、「気骨の作家」と呼ばれたこの作家のまなざしが、人びとの暮らしへ実にあたたかく向けられていたことに改めて気付かされます。

 本展は、時代と人間を巡る旅を続けた作家・城山三郎の生涯を「昭和の旅人」と位置付け展観するものです。

衰え知らぬ城山文学」(日経新聞2010年5月1日)

城山三郎昭和の旅人
開催日 〜2010年6月6日まで
 休館日 月曜日(5月3日は開館) 
 開館時間 9時30分〜17時(入館は16時30分まで) 
会 場 横浜・山手港の見える丘公園内県立神奈川近代文学館
アクセス 東急東横線直通−みなとみらい線、元町−中華街駅6番出口〔アメリカ山公園出口)下車、徒歩8分
観覧料等問合せ TEL.045-622-6666

















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