-1010年4月27日、再開しました-

 
《下北の晩春》1974年 
 
土蔵展示室◎宮本和義 
 向井潤吉アトリエ館は、1993年7月、はじめての世田谷美術館の分館として開館しました。年に3回の展示替えを行いながら、向井作品の魅力をお伝えする展覧会が好評を得て、作者の制作の息づかいを伝える個人美術館のひとつとして、多くの皆さまに支持されてきました。
 向井潤吉(1901[明治34]年〜1995[平成7]年)は京都に生まれ、18歳で二科会展に初入選して画家を志します。20歳代半ばの1927年にはシベリア鉄道を使って渡欧、バリのルーヴル美術館で21点に及ぶ摸写を行い古典絵画の技法を研究しました。戦中は戦争記録画の制作に従事、戦後になってから本格的に民家をモティーフに選び、晩年にいたるまで全国各地を訪ね歩きました。

 本展では、向井潤吉の確かな筆遣いによる民家の作品を集めて、初期作品や水彩・素描なども加えて展観いたします。日本の各地を歩き取材した民家や茅葺き屋根のある村のたたずまいは、ますます郷愁を誘う風景となり、いっそうその輝きを増してきているように感じられます。

 昨年3月より耐震補強工事のため休館してまいりましたが、本年3月に工事も完了、内装もいくぶん新しくなり、アトリエ館スタッフも新たな気持ちで、皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
会 期 〜2010年7月25日(日)
休館日 毎週月曜日(ただし祝休日の場合は開館、翌日休館。5月6日(木)は休館)
開館時間 :午前10時〜午後6時(入場は午後5時30分まで)
会 場 世田谷美術館分館向井潤吉アトリエ館
〒154-0016世田谷区弦巻2-5-1
アクセス ▼東急田園都市線「駒沢大学」駅西口徒歩10分/東急世田谷線「松陰神社前」駅徒歩17分
観覧料 一般200円(160円)、大・高生150円(120円)、中・小生、65歳以上、障害者の方(一般)100円(80円) ※( )内は20名以上の団体料金。中・小生は土・日・祝休日、夏休み期間は無料.障害者で小・中・高・大学生、およぴ障害者の介護者(当該障害者l名に付き、1名に限る)は無料。
 問合せ 世田谷美術館分館向井潤吉アトリエ館 
TEL.03-5450-9581(代表)

















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