清川泰次が写した「昭和の女性たち」

 昭和、それは女性の活躍の場が大きく変化し、家庭から社会へと広がった時代でした。清川泰次の写真は、女性たちの生活様式 の変化を追い、そこには一つの時代が如実に映し出されています。 カメラを構えたモダンな女性や、洗練されたファッションを身 にまとい、ハイヒールを履いて都会を歩く女性たち…。
 一方、息子の服を繕う母の姿や、子供をあやす母親たちの明るい笑顔など、身近な家族や知人が見せる普段の生活のなにげない日常の一コマ。そこには時代がどんなに変化しても変わらない女性の優しさが溢れています。
 清川泰次がこれらの写真を撮影したのは、日本が戦争へと向かって進んでいった時代でもありました。こうした時代にあっても、女性たちは、日々、家族や周囲の人々にうららかな春のような温もりをもたらしていたにちがいありません。
 なお、参考資料として同時代に刊行された婦人雑誌も展示いたします。写真とあわせて当時の世相を感じていただければ幸いです。
       

清川泰次が写した昭和の女性たち」展
会 期 2009年12月5日[土]〜20010年3月22日[月・祝]
休館日 月曜日(休日の場合は翌日但し4月28日開館)
開館時間 午前10時〜18時(入場は閉館の30分前まで)
会 場 世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラりー(〒157-0075東京都世田谷区成城2-22-1)
アクセス ▼小田急線「成城学園前」駅 南口から徒歩3分
観覧料 一般1000(800)円、大高生・65歳以上800(640)円、中小生・障害者[一般]500(400)
※( )内は20名以上の団体料金。
問合せ 清川泰次記念ギャラり TEL.03・3416・1202

















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