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宮本三郎の日常風景…暮らしを描く
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「家族席」 1934年 |
1935年、宮本三郎は30歳で現在当館のある世田谷・奥沢の地に、アトリエ付きの住居を構えました。
ここは、彼の仕事場であり、寝食の場であり、また家族とくつろぐ憩いの場でもありました。
ここから戦後の洋画壇に確たる影響力を及ぼした傑作が数多く生み出されましたが、同時にその横にはいつも家族がつむぐ日常風景が寄り添っていました。制作と暮らしを営んだこの場所は、画家・宮本三郎と家族が育んだかけがえのない時間が深く刻まれた生活の舞台でもあったのです。
本展では、画家と家族、画家と生活というテーマから、1940年代から60年代にかけて制作された絵画作品を中心に、画家と暮らしの関わりを探ります。 |
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