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《生命のダンス》 1925〜29年、オスロ市立ムンク美術館 |
ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクは、日本でもすでに数多くの展覧会が開かれ、愛と死、喜びと絶望といった「人間の魂の叫び」とも呼べるテーマを描いた作品が、非常に高い人気をえています。彼は自らが描いた作品のなかでも、最も中心的な諸作品に<生命のフリーズ>という名をつけました。それは、個々の作品をひとつずつ独立した作品として鑑賞するのではなく、全体としてひとつの作品として見る必要があると考えたからでした。
しかし、彼が<生命のフリーズ>という壮大なプロジェクトによって達成しようとしていたことは、「愛」「死」「不安」といった主題からの切り口だけでは捉えきれないものです。なかでも最も見過ごされてきたのが、その「装飾性」です。
今回の展覧会は、ムンクの作品における「装飾」という問題に光を当てる世界でも初めての試みで、オスロ市立ムンク美術館などからの代表作108点を一堂に展観します。
本展は、ムンクが試みた装飾プロジェクトにそれぞれ1章をあてて構成され、彼の「装飾画家」としての軌跡をたどれるものとなっています。
第1章では<生命のフリーズ>における装飾性の展開を扱い、それに続く各章では、アクセル・ハイベルク邸やマ・ソクス・リンデ邸といった個人住宅の装飾や、ベルリン小劇場、オスロ大学講堂、フレイア・チョコレート工場、オスロ市庁舎の壁画構想といった公的建築でのプロジェクトを紹介します。
ムンク展 |
開催期間 |
10月6日(土)〜2008年1月6日(日) |
体館日 |
月曜日(ただし、10月8日、12月24日は開館、10月9日[火]、12月25日[火]
および年末年始12月28日[金]-1月1日[火]は休館) |
開館時間 |
午前9時30分一午後5時30分(毎週金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで |
会 場 |
西洋美術館(上野公園) |
観覧料金 |
一 般=当日1,400、前売1,200、団体1,000円
大学生=当日1,000、前売
800、団体 600円
高校生=当日 800、前売
600、団体 500円
※中学生以下は無料。 団体料金は20名以上。 |
問合せ |
ハローダイヤル03-5777-8600 |
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