ポツドールVol16「劇場」
 演劇ユニット・ポツドール(主宰・三浦大輔)は、vol13「愛の渦」(2005年4月)で、第50回岸田國士戯曲賞を受賞するという快挙を果たし、また恋愛をテーマにしたvol5「恋の渦」(2006年11月)では、4つの物語がリアルタイムに同時進行していく様を演出するなどし、小劇場内外に旋風を巻き起こしてきました。

 そして、第16回公演には、満を持して本多劇場に初進出を果たす作品として、ポツドールの問題出世作と評されたvol11「激情」を再演するはこびとなりました。「激情」は、第11回公演(2004年6月・下北沢駅前劇場)にて上演(写真)され、2004年度「日本インターネット演劇大賞最優秀演劇公演賞」を受賞。
 その後、フジテレビ系列「劇団演技者。」(監督:大根仁/主演:森田剛[V6])でテレビドラマ化されるなど、大きな反響を呼びました。

 男女間でいくら信頼関係を築こうとも、人は絶対裏切る。しかも、どうということのないきっかけで、なし崩し的に「ま、いっか」という感じで。その「ま、いっか」の中に人間の本質が隠れている。(ポツドール主宰・三浦大輔)
 “裏切り”をテーマに「田舎ならではのやるせない、どーしようもない、虚しい【若者達の愛憎】」を、ポツドールならではの観点から迫っていきます。
 “リアル”という枠から外れることなく、真摯に人間関係を追って描いた嘘のない物語です。
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