空間に生きる--日本のパブリックアート展    
《マーキュリー》1951年笠置季男
 戦後、街に潤いを与えるために始められた公共空間の野外彫刻設置事業は、時代の趨勢とともに大きく変貌を遂げました。
 パブリックアートは彫刻を空間に単に設置することから、今日では都市の再開発事業や文化施設の快適さを高めるための手段として用いられるようになりました。私たちを取り巻く環境を豊かにし、社会全体に活気をもたらす重要な役割を担うようになったのです。
 近年、自治体や企業などの設置者は、パブリックアートを取り入れた交響事業や自然環境の再生を行い、また、一方では作家と市民との綿密な関係を育む参加型の制作プロセスにも注目し、パブリックアートによる地域の活性化に期待を寄せています。

 今回の展示では丹下健三の「広島平和記念公園」から、ゴミ処理場を再生したイサム・ノグチの「モエレ沼公園」、地滑り対策でもあるダニ・カラヴァンの最新の「室生山上公園芸術の森」などを重点プロジェクトとして取り上げます。併せて各地で行われた参加型のユニークなプロジェクトなども、戦後のパブリックアートの主要なプロジェクトを模型、図面、写真、映像などの豊富な資料によって紹介します。
空間に生きる- 日本のパブリックアート展        
 会 期  〜2006年12月24日(日)
 休館日  毎週月曜日
 開催時間  午前10時〜午後6時 (入館は閉館の30分前まで)
 会 場  世田谷美術館
 アクセス  東急田園都市線「用賀」駅下車徒歩17分、
   または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
 小田急線「成城学園前」駅から渋谷行バス「砧町」下車徒歩10分
 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布行バス「美術館入ロ」下車徒歩5分
 東急東横線「田園調布」駅から千歳船橋行
ス「美術館入ロ」下車徒歩5分
 来館者専用駐車場(無料)東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。
   美術館まで徒歩5分
 観覧料  一般800(640)円、大高生600(480)円、中小生/65歳以上400(320)
    (  )内は20名以上の団体料金、障害者割引あり
 同時開催  「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」
 問合せ  世田谷美術館 tel.03-3415-6011(代)
    ハローダイヤル(展覧会の案内) tel.03-5777-8600

















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