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パブリックアートは彫刻を空間に単に設置することから、今日では都市の再開発事業や文化施設の快適さを高めるための手段として用いられるようになりました。私たちを取り巻く環境を豊かにし、社会全体に活気をもたらす重要な役割を担うようになったのです。 近年、自治体や企業などの設置者は、パブリックアートを取り入れた交響事業や自然環境の再生を行い、また、一方では作家と市民との綿密な関係を育む参加型の制作プロセスにも注目し、パブリックアートによる地域の活性化に期待を寄せています。 今回の展示では丹下健三の「広島平和記念公園」から、ゴミ処理場を再生したイサム・ノグチの「モエレ沼公園」、地滑り対策でもあるダニ・カラヴァンの最新の「室生山上公園芸術の森」などを重点プロジェクトとして取り上げます。併せて各地で行われた参加型のユニークなプロジェクトなども、戦後のパブリックアートの主要なプロジェクトを模型、図面、写真、映像などの豊富な資料によって紹介します。
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