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明治時代、文明開化をむかえた国内では、人々は海外との交流の中で、鉄道や洋風建築の技術をはじめ、衣・食・住などの文化や風俗習慣を受け入れていきました。 1872年(明治5)横浜の街中に、日本初となる新しい明かりとして「ガス燈」が灯り、その2年後には東京に登場しました。「ガス燈」の明かりは、「ろうそく」や「あんどん」などの明かりしか知らなかった人々にとって、夜の生活を大きく変えるものとなりました。 「ガス燈」の灯る街並みは、日没後もその明かりで照らされ、人々は明るい街中を行き交い、さまざまな新しい暮らしが可能となりました。 やがて人々にとって「ガス燈」は、文明開化を象徴するものの一つとなり、ガス燈が照らし出す街並みや、その立ち並ぶ様子は錦絵の題材にもなりました。 今回の展示では、洋風建築や新しい風俗などとともに、「ガス燈」が文明開化の象徴の一つとして描かれた錦絵、33点を展示紹介します。 (写真)歌川芳虎「東京新開名勝図会海運ばし第一国立銀行」 1879年(明治.12年)
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