収蔵品展 特別展示「巨匠が描く高峰秀子」
 
 このたび世田谷区は、女優・高峰秀子氏を描いた梅原龍三郎作の絵画作品7点、宮本三郎作の1点、森田元子作の1点、堂本印象作の2点(合計11点の肖像画)を高峰秀子氏よりご寄贈いただきました。なかでも肖像画をめったに描かないことで知られる梅原龍三郎の作品が、高峰氏が最初にモデルをつとめた作品から晩年の作品まで7点含まれ、貴重な作品群となっています。
 これらの作品は、世田谷美術館の収蔵品展の「特別展示:巨匠が描く高峰秀子」コーナーにて、広く一般に公開いたします。
梅原龍三郎のモデルをつとめる高峰秀子氏(松山善三氏提供)。今回の寄贈作品はこの時に描かれた作品が含まれます。

収蔵品展会場内
「特別展示:巨匠が描く高峰秀子」
会 期  2005年11月22日(火)〜12月24日(土)
 2006年1月4日(水)〜2月12日(日)
休館日  月曜日(休日の場合は翌日)12月29日〜1月3日
会 場  世田谷美術館 2階収蔵品展示室
観覧料  一般200円(160円)
大学生150円(120円)
中小生100円(80円)
65歳以上100円(80円)
※ ( )内は20名以上の団体料金、障害者割引あり
※同時開催の企画展チケットでご覧いただけます。
問合せ TEL.03-3415-6011世田谷美術館
高峰秀子氏略歴(1924/T13−) 北海道・函館生まれ。5歳のとき映画「母」(1929)の子役でデピュー。成瀕巳喜男監督作品には、「稲妻」(1952)、「あらくれ」(1957)、「放浪記」(1962)、「乱れる」(1964)を含む17本の作品に出演、高い評価を受ける。とくに“成瀬芸術の極致”といわれた「浮雲」(1955)では、第一回キネマ旬報女優賞ほか多数の賞を受賞した。成瀬作品のほか、「カルメン故郷に帰る」(1951)、「二十四の瞳」(1954)、「喜びも悲しみも幾年月」(1957)の木下恵介監督作品や、ご主人である松山善三監督作品「名もなく貧しく美しく」(1961)ほか、様々な監督の佳作に主演。1979年の「衝動殺人息子よ」撮影中に、女優廃業を宣言し、引退。同年初のドラマ脚本「忍ばずの女」を執筆。以後、エッセイストとして「わたしの渡世日記」、「忍ばずの女」ほか。
















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