宮本三郎の描いた女性像豊麗なる絵画世界
 
 初期から晩年に至るまでの宮本三郎の作品群を見渡すと、人物を描いたものが圧倒的に多いことに気づきます。なかでも女性を描いたものが大半を占め、それらを通観すると、生涯一貫して独自の写実表現を迫い求めた宮本の、試行と、作風の変遷が見て取れます。

 本展では、世田谷区奥沢のアトリエで完成した最初の作品、《婦女三容》(1935年・小松市立宮本三郎美術館蔵)を特別出品し、絶筆となった《暇眠》(1974年)ヘと至る、宮本三郎が描いた「女性像」の移り変わりをご紹介します。
 浴衣を着た日本人女性をモデルに、意識的に「日本的洋画」を描いた初期作、戦後の、褐色を主調とした光線の時代、昭和の銀幕を彩った女優の肖像の数々、そして、晩年の、華やかな色彩の世界まで、世田谷区奥沢のアトリエで育まれた、実り豊かな画業をお楽しみください。
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