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「新宿梁山泊」は、唐十郎氏の作品を93年の「少女都市からの呼び声」以来、「盲導犬」「アリババ」「愛の乞食」「吸血姫」「唐版
風の又三郎」に取り組み、国内のみにとどまらず海外各地での公演を行ってきました。 今回、実際に作家志望であったという唐氏の母をモデルに昭和初期の浅草という、ノスタルジックな、戦争前夜のつかの間に賑わう時代を描きます。 昭和初期の浅草を舞台に、新しい物語を生み出そうと、日々苦悩する若き劇作家と、そこへ自分で書いた戯曲を持ち込んでくる1人の女、田口加代。加代の片目は幼い頃、父親からの病で無くしてしまった、ぽっかり開いたその穴に義眼を入れてくれた女(浪子)、加代は浪子に母の面影を追っているが…。 たった2人の芝居一座、女優志望の看護婦、過去の秘密を知る義眼の細工師、ジュゴンと話す男一人形の瞳が見つめる過ぎ去ってゆく時代へのオマージュ水の滴る舞台下の小部屋から、ジュゴンが泳ぐという地下水族館へブリキの金魚が水先案内する水たまりの旅路……。 8人の登場人物で描かれるスペクタクル、テントとは一味違ったスペクタクルな演出にも御期待ください。 ■問合せ: 新宿梁山泊 TEL.03−3385−7188 公演概要⇒
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