ものがたり
この物語は破天荒な人生を歩んだ浪曲師桃中軒牛右衛門こと、
宮崎滔天の半生を描いたものである。
時は今から百年前、アジアが大きく揺れていた時。
眠れる獅子と呼ばれていた中国は清朝末期、革命が芽生えていた。
海を越えて日本。
熊本の地に、中国に新しい時代の訪れを待ち望む男がいた。
宮崎兄弟の末弟寅蔵こと、宮崎滔天である。
自由民権運動の志士八郎、民蔵、彌蔵の兄たちの影響を受けた滔天。
やがて彼は果たしえなかった兄の遺志を、革命に身を投じた
中国の人々に重ね合わせ、
惜しみない愛と支援を送り始めるのだった。
そして生涯に渡る固い信頼と友情の絆を結ぶ孫文と出会う。
民族の独立と平和、民衆のための新しい国家の建設…。
しかし、天下国家を論じアジアを駆け巡っていた男は
ある日突然姿を消し、浪曲師桃中軒雲右衛門の門を叩くのである。
彼の心に何が起こり、何をしようとするのか。
桃中軒牛右衛門となった宮崎滔天の、人生の第2章が今始まる。
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