JOE Company『ハオト〜羽音〜』

INTRODUCTION         

 1986年に「JOE Company」は劇団として旗揚げ致しました。
 一時活動休止した後に昨年(2003年)8月、プロデュースユニットとして活動再開。
 2度本公演を上演してまいりましたが、今年12月"Another Play"という新たな形態で公演を企画致しました。
 これは、本公演の作品とは全く違う世界を創作するためのユニットで、今後2年に1度ぐらいのペースで実験公演を上演していく予定でおります。

 2005年9月。PRODUCE UNIT JOE Companyは渾身の新作を発表します。
 戦後60周年を迎えた今年、「戦争」と「精神病棟」という2つのコンセプトを軸に、ユーモアとペーソスを織り交ぜた一大叙事詩となりました。

 その作品を支える俳優陣はJOE Companyワールドに共鳴した実力派の方々が集まり物語を盛り上げます。
 三浦浩一と河西健司。かつて人気を二分してライバル同士だった東京キッドブラザーズとミスタースリムカンパニーという2つの劇団の役者が舞台で競演するのは初めての出来事です。
 他に、紀伊國屋演劇個人賞を受賞したベテラン女優 大橋芳枝。
 映画やドラマで圧倒的な存在感を誇るベテラン俳優 浜田晃。
 アイドルから実力派として頭角を現し始めた堤大二郎。
 流山児事務所を始め小劇場界で活躍中の小川輝晃。
等々多才な顔ぶれです。

 当たり前の戦時記ではなく、他で試みた事のない切り口や世界観で描かれたエンターテイメント。究極のJOE Worldがまもなく開演いたします。

 昭和20年(1945年)7月。太平洋戦争も日本が敗戦濃厚となっていたこの時期。TOKYOにとある精神病院があった。この病院に軍関係者が毎日訪れるのには理由があった。
 1つは、特殊爆弾を開発・製造という国防上の機密を握っていた科学者が、開発直後、半狂乱になり多重人格者となってこの病院に入院。米国よりも先に製造しなければならない日本はこの科学者を一秒でも早く正気に戻さなければならない。
 そして、ハワイ生まれの日系2世の米軍スパイが日本軍の手によって二重スパイとしてこの病院に偽装入院させられている。
 さらに、「将軍」と呼ばれていた患者の戯言がまるで予言者のように戦争の今後の経緯をズバズバあてていると評判になり、仕舞には軍関係者が戦略を相談しに来る。
 そして、極めつけは ロシアを介して和平工作に動いていた海軍だが、一億総玉砕を唄う陸軍の了解を得られない中、病院の患者の中で陸軍長官とそっくりな男を見つけ、影武者として和平調停の場に同行させる計画を立てていた。
 以上の理由が挙げられた。
 その中、病院の患者で伝書鳩を通じて誰かと文通を繰り返していた美しい女性がいた。その真っ白な鳩は何と1945年と2005年を行き交していたのだ。
 その足に巻かれたメッセージは若者達の・・・日本軍の・・・いや、日本そのものの行く末の鍵を握っていたのだった・・・。

 JOE Company ハオト〜羽音〜 公演概要
■公演日=2005/9/7〜2005/9/11 
■公演時間=2005/9/7〜9 19:00  2005/9/10・11 14:00、18:00
■作・演出=小野寺丈
■出演=三浦浩一・堤大二郎・河西健司・小野寺丈・橘ゆかり・岡元あつこ・小川輝晃・佐野圭亮・大橋芳枝・浜田晃・他
■入場料=全席指定/前売・当日共¥4,000
■予約・問合せ=TEL.03-5301-2588 J-Stage Navi

 
   
















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