オペラ『森は生きている』 オーケストラ版・新演出

わがままな女王の気まぐれからはじまった
かごいっぱいの金貨につられたマツユキ草探し
むりやり冬の森に行かされた〈むすめ〉が出会ったのは
〈時間〉をつかさどる自然のまもり手
1月から12月まで12人の〈月の精〉たちだった
“もえろ もえろ あざやかに”
月たちが歌う焚き火のぬくもりのなかで
〈むすめ〉はなにをもらったか?
女王はなにを学んだか?

 オペラ『森は生きている』 は、1992年の初演以来日本全国各地で400回をこえる公演をおこなってまいりましたが、 この度、文学座の高瀬久男氏を演出に招いて、装いも新たに〈新演出版〉として誕生します。
 自然と人間の関わり、人間と人間の関わりなど普遍的なテーマを描いたこの演目は、2001年のオーケストラ版初演、2003年の再演とも、前売り完売、追加公演をおこなうほどの大盛況でした。 今回の新演出により、美術(松井るみ)、衣裳(出川淳子)、照明(中山奈美/文学座)は一新され、キャストも新しい顔ぶれとなります。 その中で、今までオペラ『森は生きている』 がたくさんの人たちに親しまれてきた、大きな要素である林光の音楽は変わることなく、さらに輝きを増し、観客に新しい感動を与えることとなるでしょう。

 新演出のためのオーディションで、演じる歌役者たちを見ている高瀬さんの表情は、きびしく、意欲にあふれていた。 ひろいジャンルにわたってすぐれた舞台をつくり出し、 とくに年若い観客をも射程に含めたファンタスティックな物語で成功をおさめてきた高瀬さんほど、《第二世代・森は生きている》 を託すのにふさわしい演出家が、ほかにいるだろうか。 もうすぐやってくる 《新・森は生きている》を、わたしは観客の皆さんにもまして今か今かと待ち焦がれている。
          林 光 〈作曲家/オペラシアターこんにゃく座・芸術監督〉⇒



【スタッフ】 原作 サムイル・マルシャーク(湯浅芳子訳による)
       台本/作曲 林 光 /演出 高瀬 久男

【キャスト】 梅村博美、金子左千夫、岡原真弓、酒井聡澄、富山直人、花島春枝、高野うるお、
       西川まゆみ、佐藤久司、鳥居由美子、彦坂仁美、田中さとみ 

【オーケストラ】 Ensemble Foret(アンサンブルフォーレ)

【指揮】 寺嶋陸也(東京)

【公演スケジュール】
 2005年1/8 (土)18:00、 9(日)13:00・18:00、
         10(月祝)11:00・16:00

【会場】 世田谷パブリックシアター(三軒茶屋) TEL.03・5432-1526 
              ※託児サービス、車いすスペースあり(要予約)

【チケット料金】 全席指定 当日券は500円増し。
         A席おとな(1/2F) 5500円 A席ペア10000円
         A席こども3000円 ※小学生まで
         こんにゃくシート(3F)4000円 学生割引(3F) 2000円
     ※その他、SePT会員割引、世田谷区民割引あり。

【旅公演スケジュール】 1月15日(土)京都公演・1月18日(火)広島公演・
              1月23日(日)岩手公演・1月25日(火)宮城公演

【主催・チケット取扱・問い合わせ】
         オペラシアターこんにゃく座 TEL.03・3412-7202
        http://homepage2.nifty.com/konnyakuza/mori/









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