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![]() 『れもん』は、「智恵子抄」を通して愛の美しさと残酷さとを浮き彫りにする、果敢な二人芝居。現代につながる愛の物語を、小劇場の闇の中で堪能しよう! 「れもん」公演にあたって 石田えり 私が初めて「智恵子抄」に出会ったのは、15年前オーストラリアで「AYA」という映画を撮影中のことです。 書斎のセットに何冊か日本の本が置いてあり、何気なく手に取ったのが「智恵子抄」でした。衝撃的で、そのまま宿に持ち帰り、一気に読みました。 その後、高村光太郎と智恵子の愛の物語がいくつかのドラマや舞台になったのを知りますが、私自身が強く感じたことを私なりの形で伝えたいという情熱は、15年間失うことはありませんでした。 今回、最初に思い描いた方々が参加して下さり光太郎と智恵子の人生を通して魂レベルのコミュニケーションができるような舞台を目指し、一緒に協力して創る機会を与えて頂けることを感謝しています。 公演概要⇒ ☆光太郎 柄本明 1948年11月3日生まれ。東京都出身。自由劇場を経て、1976年東京乾電池をベンガル、綾田俊樹らと結成。1993年初演した一人芝居「煙草の害について」と2002年初演した「授業」は全国各地で公演中。特に「煙草・・・」は、2003年ロシアで、2004年モルドバ、ルーマニア、ブカレストで公演を行う。映画では、1998年「カンゾー先生」にて日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞受賞他を受賞。2004年「花・ドッペルゲンガー・座頭市ほか」にて毎日映画コンクール 男優助演賞を受賞。最新出演作品では「ニワトリはハダシだ」「レイクサイドマーダーケース」「雨鱒の川」「鉄人28号」「恋は五・七・五!」「蝉しぐれ」「月とチェリー」などがある。 ☆智恵子 石田えり 1960年11月9日生まれ。熊本県出身。77年、映画「翼は心につけて」でデビュー。80年「遠雷」で高い評価を受ける。その後も、「嵐が丘」「飛ぶ夢をしばらく見ない」「ちょうちん」「釣りバカ日誌シリーズ」「華の乱」「AYA」「美しい夏キリシマ」など映画を中心に活動を続け、日本アカデミー賞などを重ねて受賞。舞台「日本人のへそ」「飢餓海峡」「マグノリアの女達」「死と乙女」「阿部定と睦夫」「20世紀少年少女唱歌集」など。最新出演作品はJam Films 4「玉虫」(塚本晋也監督)、「火火」(高橋判明監督)、両作品とも、2005公開予定。
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