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![]() 今年も幽玄の世界「薪能」の開幕です。 是非秋の夜長をお楽しみ下さい。 ■開催日時=平成16年9月30日(木) 午後5時30分〜 (開場午後4時45分) ■会場=小田原城天守閣広場(本丸広場)※雨天の場合は小田原市民会館大ホール ■入場券=前売 4,000円(一般) 2,000円(学生割引) 当日 4,500円 ■演目・演能者= 舞囃子「葛城(かづらぎ)」 観世恭秀 狂言「樋の酒」 野村萬斎 能「船弁慶」 観世芳伸・芳宏 ■前売入場券販売場所等詳細問合せ =小田原市観光協会 TEL.0465-22-5002 小田原城薪能演目の解説概要 舞囃子「葛城(かづらぎ)」大和舞 山伏達が葛城の神の為に一心に加持するうち法(のり)のありがたさに引かれた女神が岩蔭から姿を現した。玉の簪玉葛(かんざしたまかづら)をつけ舞衣を着た美しい神々が蔦葛に身を縛られる痛わしさ。醜い顔を恥じるそぶりを見せながら葛城山で舞われたという大和舞を舞い始めめた。一面の雪景色月光も冴え返る。やがて醜い顔があらわになることを恥じた女神は夜の明けぬ間に再び岩屋に姿をかくした。 狂言「樋の酒」和泉流 留守中にいつも不都合をしでかすからであろうか 主人が下戸(げこ)の次郎冠者を酒蔵に、上戸(じょうご)の太郎冠者を絹蔵に閉じ込めて外出する。ところが下戸と思っていた次郎冠者が実は大酒飲みだったからたまらない 蔵の中で大喜びで飲みはじめる。太郎冠者へも蔵の窓越しに竹の筒を渡しそれを樋(とい)にして酒を送る。調子に乗って謡い舞う所へ主人が帰って来て叱られる。 能「船弁慶」前後の替 兄頼朝の嫌疑を解くベく義経は大物の浦に到着 静御前(前シテ)もここまで一緒に来たのであるが弁慶(ワキ)の諌め(いさめ)で都へ帰すことになり名残りの酒宴が開かれ静御前は清水観音の加護を祈りながら別れの(序の舞)を舞う(中入) 義経一行が船出すると海がにわかに荒れ平知盛(後シテ)をはじめ壇の浦で滅んだ平家一門の怨霊が現われ 義経主従を海に沈めようとするが弁慶が祈り伏せ怨霊は波間に去って行く。 仕舞(しまい) 嵐山 杉崎二郎 敦盛(あつもり) 中津川悦子 ※小書き (こがき) 葛城(大和舞)船弁慶(前後の替)と番組曲名の左脇に小さく書きそえてある名称は普段の演出と異なり特殊演出の事です。面、装束、囃子、作物などが変ったり、全体が短かくカットされたりして曲の位が重くなります。 問い合せ先=小田原市観光協会 〒250-0014 小田原市城内 1−21 小田原商工会議所会館内 TEL.0465-22-5002 FAX.0465-22-5027
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