清川秦次異国の風景展「自宅における展示風景」1993年↓


7月31日(土)〜11月28日(日)

 このたびの展覧会では、独自の抽象表現の世界を切りひらいた清川秦次が1970年代に発表した〈白の世界〉のシリーズを中心にご紹介します。
 彼は1963年から3年間に及ぶ二度目の渡米体験を経て、1970年代にかつてないほどに洗練された白い画面にわずかな筆跡をしるすというスタイルに達しました。
 その、清川みずからが“白の世界”と題したシリーズは、新橋の第七画廊で発表されたほか、同名の作品集にまとめられるなど、意欲的な制作が展開されました。

 本展では、清川泰次が“白の世界”に至るまでの軌跡をたどるべく、70年代の作品を中心として60年代や80年代の作品も併せて展示することで、同シリーズの展開と軌跡を検証します。
 また、改築される前の住まいの雰囲気を一部再現し、和の雰囲気の中に晩年に制作されたステンレスの立体作品などを展示します。

 日本美をこよなく愛した清川泰次の立体作品は見事に和の空間と混淆し、そこには彼が創出した独特な凛々しさを感じることが出来ます。
 〈白の世界〉を中心とした一連の作品の変遷を、是非ご堪能ください。

















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