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MODE『ささやく声』 |
MODEの松本修は、今年『アメリカ』、『現代日本戯曲再発見シリーズVol.2』
にて毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞優秀演出家賞(「アメリ力」は同じく優秀作品賞)を受賞しました。
ますますその活動に期待が寄せられるMODEが今回お贈りするのはイギリス若手劇作家ジョン・ペンホールの『ささやく声』です。
ジョー・ペンホールは1994年に、精神病院へ入退院を繰り返す青年と、彼を取り巻く人物の葛藤を瑞々しく描いた本作で、一躍注目を集めるようになった若手劇作家です。
しかしこれまで、彼の作品が日本に紹介されることはありませんでしたが、松本は本作を2002年に「ドラマ・リーディング」(※)で演出、好評を得ました。
今回はそれに応えての上演となりました。
チェーホフ戯曲などの大胆なアレンジで評価の高い松本が、1998年『孤独な惑星』(作/スティーブン・ディーツ)以来6年ぶりに同時代の海外戯曲に挑みます。
※ドラマ・リーディング……世田谷パブリックシアターが年に2〜3回行なっている人気の企画。俳優が台本を手に持って読みみ進める。多くの人に現代の戯曲に出会って欲しいと、日本で紹介されていない海外の戯曲を中心に上演。今までに「孤独な惑星」「ピッチフォーク・ディズニー」「宇宙でいちぱん速い時計」などを取り上げている。翻訳の小宮山智津子はその成果として昨年、湯浅芳子賞を受賞した。松本修はこれまでに5作品の演出を担当している。
公演概要⇒
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