|
「すべて世は事も無し」加藤健一事務所 |
加藤健一事務所2004年の第一弾は、迷える大人たちに贈る傑作コメディ「すべて世は事も無し」を上演します。
映画「エデンの東」や「南太平洋」の脚本家として世界的に知られる作家、ポール・オズボーンのヒューマニズムあ心れる傑作コメディ。加藤健一の演出で2001年に初演。演劇賞を独占するほどの大好評を博した作品です。
舞台は少し前の時代のアメリカ中西部の田舎町。その町でそれぞれに家庭を持ち、つつましく暮らす70歳前後の四人姉妹。
未だに心配のタネが尽きず、長女のエスティは頑固すぎる夫について。
次女のコーラは、同居している四女アリーと夫との仲を。
三女アイダは、40歳を過ぎても自立できない息子にイライラする毎日。
そんな青春時代と変わらない悩みを抱える老姉妹の日常を、ユーモラスに描いた物語です。
四姉妹を演じるのは、山口果林、倉野章子、一柳みる、岡まゆみ。
実年齢より約20歳もの老け役にまたしても挑戦。初演では、美人女優たちの見事な変身ぶりが大きな話題となりました。
演山は加藤健一。初演時から「これだけはどうしても自分で演出する」と徹底的にこだわった作品。
人生の機微をハートウォーミングな夕ッチで描き、演出家としての巧みな手腕を発揮。初の演出家賞も受賞しました。
もちろん役者としても次女の夫役で出演。そしてキャスト9人の絶妙なアンサンブルと演技力で、客席中に笑いと涙を誘う感動の舞台に仕上がりました。
今回も、よりパワーアップした素敵な舞台が期待できそうです。
多くのリクエストにお応えし、ついに再演!
どうぞご期待ください。
ストーリー
アメリカ中西部のとある小さな町に、4人の老姉妹が住んでいる。次女のコーラとセオ夫婦は三女間の夫婦と、仲良く庭続きの2件の家に。長女エスティはそのすぐ近く。そして四女アリーだけが独身で、コーラの家に居候中だ。
人生の黄昏を迎え、平穏でまったり過ごしたいところだが、心配のタネはつきない―――。夫とアリーの仲があやしいとにらむコーラ。エスティはあまりにも頑固な夫についていけず・・・。いくつになっても独立できない息子と頼りない夫をもつアイダ。
それが驚いたことに、その息子ホーマーが今日、婚約者を紹介すると言う。これが久々に起きた大事件となるのだった―――。
■問合せ=加藤健一事務所 TEL.03-3557−0789
| |