佐藤正隆事務所公演「アザー・ピ・−プル」

 新たな感性を求めて…冒険と実験のBLUE WAVE SERIES 5

 当事務所が挑み続けた小劇場のロングラン。その「オフ・ロード・シリーズ」から生まれた「リタの教育」 「スカイライト」の連続上演は朝日舞台芸術賞を受賞し、多くの方からアンコールの声をいただいています。
 「オフ・ロード・シリーズ」は9年間走り続けてきましたが、残念念ですが今年は休みの年とさせていただきます。今は新たなスタートに向けて資金と態勢を準備中です。

 そういうわけで今年の秋は、当事務所のもう一つの路線「ブルー・ウェイプ・シリーズ」です。

 このシリーズのコンセプトは、世界の新しい感性の作家を発見して、若い俳優を育て、新たな実験を試みる短期公演です。

 今回ピックアップする若い才能は、「新世紀の若きウディ・アレン」と言われるニューヨークの劇作家クリストファー・シンです。

 作品は彼が24歳で書いた新感覚の作品『アザー・ピープル』。 くプルー・ウェイブ・シリーズ〉に相応しい、マーク・オロー(「ハウィー・ザ・ルーキー』)、ピーター・モーリス(『エイジ・オブ・コンセント』)に続いての新進気鋭の才能です。


 現実の事件が重なった前回公演「エイジ・オブ・コンセント」

 <ブルー・ウェイブ・シリーズ>の第一弾は2000年より3年に獲り繰り返し上演した『ハウィー・ザ・ルーキー』。
 そして今年は、イギリスの少年による幼児殺人を扱った『エイジ・オブ・コンセント』を上演しました。図らずもかなり類似点のある長崎の幼児殺人が起こり、わずか一週間の公演が幕を開けたときに、容疑者が取り調べを受けるという、現実がドラマに重なっていくショッキングな公演でもありました。
 この戯曲を取り上げることを決定したのは1年前。この作品が訴える、現代の平和な社会に潜む不安と病に突き動かされて決めた上演でした。
 しかし、演劇はあくまでフィクション。まさかと言う思いで、お客様とともに現実と対峙しての公演でした。


■会期=11月20日〜30日

■会場=下北沢OFFOFFシアター

■詳細問合せ=TEL.03-3470-1185 佐藤正隆事務所












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