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5月31日〜6月6日「禁煙週間」
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毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」。
厚生労働省では、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間(5月31日〜6月6日)を「禁煙週間」と定めて、普及啓発を行っている。
日本人の喫煙率は、男性45.9%、女性9.9%となっており、男性の喫煙率については、20歳代:58.9%、30歳代:58.1%、40歳代:58.4%と、先進国(ドイツ39.0%、フランス38.6%、アメリカ25.7%)の中でも極めて高くなっている。(平成13年)
たばこの煙には60種類以上の発ガン物質などが含まれており、喫煙は、がんや心臓病など生活習慣病の大きな原因の一つ。
喫煙がなければ、我が国では1年間に9万5,000人が死亡せずにすみ、1兆3,000億円の医療費負担が不要だったとの試算や、他人の煙を吸わされる受動喫煙についても健康への悪影響を懸念する研究がある。
今月1日に健康増進法が施行され、受動喫煙を防止するために飲食店、事務所など多くの人が利用する場所では、施設管理者に分煙など必要な対策をとるよう努めてもらうことになったこともあり、「愛煙家」諸氏にも、たばこを吸う際には、自身の健康にはもちろん、周囲の人の健康にも十分な注意を払うようにと、同省ではよびかけている。
【喫煙についての参考情報】
厚生労働省の「世界禁煙デー」に関する標語
第1回: 昭和63年: 「たばこか健康か:健康を選ぼう」
第2回: 平成元年: 「プラスされる女性喫煙者への危機」
第3回: 平成 2年: 「子供に無煙環境を」
第4回: 平成 3年: 「公共の場所と交通機関は禁煙に」
第5回: 平成 4年: 「たばこの煙のない職場:もっと安全にもっと健康に」
第6回: 平成 5年: 「ヘルスサービス:たばこのない世界を開く窓」
第7回: 平成 6年: 「メディアとたばこ:健康のメッセージをひろめよう」
第8回: 平成 7年: 「想像以上に大きいたばこの損失」
第9回: 平成 8年: 「スポーツと芸術を通じてたばこのない世界をつくろう」
第10回:平成 9年: 「手をつなごう!たばこのない世界をめざして」
第11回:平成10年: 「無煙世代をそだてよう!」
第12回:平成11年: 「たばこに、サヨナラ」
第13回:平成12年: 「その1本 みんなの命
けずられる」
第14回:平成13年: 「他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう
第15回:平成14年: 「たばことスポーツは無縁(無煙)です。−きれいにやろう!−」
罰金付路上禁煙条例
千代田区で全国に先駆けて平成14年6月24日に罰金付路上禁煙条例が成立、3か月後に施行になった。東京都内では、杉並区、品川区、小金井市が今秋以降に実施の方向。
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