THE SHAMPOO HAT『青空』

 【ストーリー】

 余命いくばくもない宮下は、ボロアパートの六畳一間でその時を静かにを待つ。
 そして彼の弟だという男はただ彼の側で献身的につきそうしかない。
 そんな時、彼等のドキュメンタリーを作りたいという申し出があった。
 死期を目前に、宮下が今までの人生において再会したい人物との交流をドラマティックに描きたい、との事。
 しかし、その再会はあまりにもドラマティックにならず、挙げ句の果てには本当の弟だと名乗る人物が現れて・・・。


 【THE SHAMPOO HAT プロフィール】

 青山のショーレストランを拠点に活動していたパフォーマンス集団、STAGE14°の元メンバー6人で1996年に旗揚げ。
 以来、作・演出・出演をこなす赤堀雅秋が独自の世界を展開する。
 舞台特有の緊張感を避け、よりリアルに、より繊細に、日常にありふれている人間の持つ優しさや、いやらしさを微妙なタッチで描く。
 絶妙な会話のやりとりと間、笑っていいのかわからない空気を盛りつつ、人間像を表現する演出で観客が役者の呼吸を感じ取れる舞台である。


 【作・演出・出演「赤堀雅秋」のことば】

空が青いと不安になる。
全てが暴かれるようで、なるべく外に出ないようにする。
寝たふりをして時を費やす。
それでもふとした時に カーテンの隙間から青空が見えてしまいうろたえる。
曖昧に言い訳などしてみる。
腕立て伏せなどもしてみせる。
そして夜になる。
夜になると 明日は外に出ることを決意して、また寝る。
                                         公演概要⇒











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