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−縄文から江戸まで:日本の自然・風土に根ざした暮らしが育んだ美−
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人々の営みや創造など 「自然に根ざした美をとりあげた日本の美術」
に焦点を絞った 『自然と共に日本の風士と美』
展が、この2月8日〜5月5日、世田谷美術館にて3部構成で開催されます。
第1章「自然と信仰」では平安時代の神像から懸仏、参詣曼茶羅、江戸時代の円空仏や木喰仏などを紹介。
第2章「民衆と美術」では、平安時代の猿投の壷や鎌倉時代の瀬戸の瓶子、室町時代の信楽、備前の壷、恨来の漆器などを紹介しつつ、民衆を対象としたであろう御伽草子、それらを育む背景として日本的な美意識を伝える大和絵の屏風、室町から桃山時代にかけての蒔絵の調度等を紹介。
第3章「幕らしと美」では町人が文化を支えた江戸時代の、暮らしに密着した器、調度、玩具類、自然を卓越した意匠に取り込んだ琳派の作品、江戸庶民の自然に根ざした幕らしを目の当たりにさせる北斎や広重、歌麿の作品を始めとする浮世絵など。
小コーナーでは、自然をそのまま素材とし、一つの美的空間を作り上げる日本の庭園を、写真家渡辺義雄の写真により紹介。
展示替え作品を含めた総出品点数は、約280点です。
写真は、酒井抱一「梅樹下草模様小袖 白絖地 描絵」 江戸時代
■会期=2003年2月8日(土)〜2003年5月5日(月・祝)
■休館日=毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
■開館時間=午前10時〜午後6時(入館は閉館30分前まで)
■会場=世田谷美術館(〒157-0075 世田谷区砧公園
1-2)
■観覧料=一般 900円 (320円) 、高校・大学生
700円 (240円)
小学・中学生 400円 (160円)、65歳以上
450円 (160円)
※( )内は20名以上の団体料金。障害者割引あり。
■問合せ=Tel. 03-3415-6011(代)
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