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〜四季の風景〜「手のひらサイズの東京名所」展
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幕末〜明治時代にかけて流行した、「小判」あるいは「豆版」と呼ばれる小さいサイズ(ハガキサイズからB5サイズ)等幅ゴシックの錦絵。東京名所を描いたこれらの錦絵は、地方へのおみやげとしても重宝されたようです。
本展では、井上安治作の「東京真画名所図解」シリーズをはじめ、石版画や銅版画の東京名所もまじえ、約120点を展示。
錦絵とは、多色刷り浮世絵版画のことで、1765年(明和2)にこれまで墨一色だった版画に色がつけられ、『錦のように美しい』と言われたところからこう呼ぱれました。江戸時代の浮世絵の流れを受け継いだ明治錦絵は、海外から入ってきた科学染料を大量に使用し、その鮮やかな色彩が特徴の一つです。文明開化の波が押し寄せる日本において、当時のマスメディアの役割をも果たしていた錦絵は、庶民の好奇心を満たす事物を描き、新文明の息吹を感じさせてくれるものでした。
井上安治「東京真画名所図解 滝ノ川紅葉 」(16.6cm×11.2cm)
1884−1889年(明治17−22)
■会期=〜12月23日(月・祝) 月曜日休館
※ 12月23日(月・祝)開館、 24日(火)より年末休館
■開催場所=くGAS MUSEUMがす資料館>ガスミュージアム
(〒187−0001 東京都小平市大沼町2−590)
■問合せ先=ガスミュージアム 【TEL】 042-342-1715
(月曜除く10時〜17時)
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