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『ハロルドとモード』
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ときめきは日々に新たなり
それが私のモットー
ほんと、人生って素晴らしいわ、そう思わない?
でももっと素晴らしいのは、人生には終わりがあるってことよ
自殺未遂を繰り返す青年ハロルドは、ある日教会で不思議な老婦人モードに出会う
常識や慣習に縛られないその振る舞い
心の命ずるままに生きるモードに
ハロルドはためらいながらも興味を抱く
八十年の彼女の人生
夫との幸せな時代と
戦争による不幸な時代があった
そして彼女は
幸せに生きること、正直に生きることへの
強いい意志を持った
そして生命の長さを知った
生きるとは
自然の営みと同じ事
花が咲き、実が熟し、その種が再び大地に還って
新しい生を繋げていくこと
だが
心惹かれていくハロルドに
楽しい日々はそう長くは続かなかった
モードには人生にピリオドを打つ時が迫っていたのだ
ハロルドの驚愕
彼はありったけのカ、ありったけの感情を爆発させる
やがて
いつもの朝が訪れる
光はすべてのものを照らし始める
そして
彼は
歩き始める
公演概要⇒
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