1872年(明治5)、新橋−横浜間に本格営業の鉄道が開始されました。当時の錦絵には、鉄道本格営業の開始前から、数多くの駅や陸蒸気が描かれており、人々の鉄道への関心の高さがうかがえます。
◆会 期=2002年7月2日(火)〜9月26日(木)
月曜日休館
※9月16日(月・祝)開館、17日(火)休館
9月23日(月・祝)開館、24日(火)休館
◆時 間=10時〜午後5時(入館は午後4時まで)
◆会 場=くGAS MUSEUMがす資料館>
ガス灯館2階「錦絵ギャラリー」
◆入 館=無料
◆展示内容=鉄道事始めに関係する「新橋駅」や「品川駅」
「横浜駅」、またそこを走る陸蒸気を描いた明治錦絵約30点
■問合せ= くGAS MUSEUMがす資料館>
TEL:042・342・1715/FAX:042・342・8057
(月曜日を除く午前10時〜午後5時まで)
歌川国利「東京名所競
上野山下鉄道館真景」 (部分)
1887年(明治20)
錦絵とは、多色刷り浮世絵版画のことで、1765年(明和2)にこれまで墨一色だった版画に色がつけられ、『錦のように美しい』と言われたところからこう呼ぱれました。江戸時代の浮世絵の流れを受け継いだ明治錦絵は、海外から入ってきた科学染料を大量に使用し、その鮮やかな色彩が特徴の一つです。文明開化の波が押し寄せる日本において、当時のマスメディアの役割をも果たしていて、庶民の好奇心を満たす事物を描き、新文明の息吹を感じさせてくれるものでした。
|